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   || 英訳 今昔物語

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今昔物語
タイトル : 英訳 今昔物語
著者 : 不明
出版社名 : Kadokawa Sofia
国名 : 日本
言語 : 日本語
ISBN/ISSN : 978-4043574094
刊行年 : 2002
ページ数 : 276
ピック : 文学・評論
購入先URL : webKADOKAWA


プレゼンター:
プレゼンテーションデータ:
*上記角川出版の書籍は参考図書となります*

今昔物語-花鳥風月を題材にした、日本の昔話

本書は、日本で「今昔物語」として知られる説話集の一部を紹介するものである。約1000余りの説話が収録されており、その内容から12世紀初頭に成立したものと考えられているが作者・編者や正確な成立年代などは不詳である。収録されている説話はその当時からみても「昔話」とされている。最初の10巻は天竺(インド)と震旦(中国)からの説話、そして残りは本朝(日本)、とくに古い時代の天皇制国家を背景にした物語を多く含む。 それぞれの物語はいずれも「今昔」(「今は昔」=「今となっては昔のことだが、」)という書き出しの句で始まり、話の教訓のあと、「トナム語リ傳へタルトヤ」(「と、なむ語り伝えたるとや」=「〜と、このように語り伝えられているのだという」)という結びの句で終わる。説話の多くは仏教の教えをテーマにしており、登場人物がたどる結末は因果応報にならったものとされる。その内容もおどろおどろしいものから面白おかしいもの、そして読み手を啓発するようなものまでさまざまである。

本書の題名で示されるとおり、収録されている物語には自然や動物を題材にしたものが多く、先に述べたように仏教思想の影響が濃く表れている。登場する動物は鴨や竜、蛙、虎など、架空のものも含め陸海空の様々な生き物で、それが精霊として人間界と関わったり生まれ変わったりするようすが語られる。神仏が人間や動物として現れるようすを描いたものや、動物が人間に化けたり、逆に人間が動物に変身したり生まれ変わったりといった説話も多い。

原文の文体は中世後期の古文で、和漢混交文(ただし日本語はひらがなでなくカタカナ)が用いられている。例えば物語のタイトルによく見られるように、漢字のあとにフリガナを付けるといった表記法を用いている。今昔物語より約一世紀前に書かれた源氏物語などと比べると、今昔物語の文体はどちらかといえば無骨で直接的なもので、文章もそれぞれが短く理解しやすい。語り口調も現代の感覚からすれば淡々と教訓を説くようなものが多く、生々しい表現も用いられる。

本書の英訳版ではそういった原文の雰囲気をなるべく残し、おとぎ話のスタイルを取り混ぜることで英語圏の読者の皆さん、とくに年齢層の高い方々にはおなじみであろうと思われる作風に仕立てる。内容は分かりやすく、しかも古文の雰囲気を味わっていただけるものと思う。それぞれの物語では序文で文化や時代背景が説明され、時には今昔物語の別の説話も紹介される。結びの部分は簡潔に留められ、読者の皆さんには説法ではなく、楽しめるお話として読んでいただけるような構成となる。

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著者のプロフィール:
作者についてはっきり誰が書いたものであるかは分かっていない。『今昔物語集』を『宇治大納言物語』を改訂増補強したものと考える場合、作者は宇治大納言源隆国(1004-77)だという説がある。年老いた源隆国が避暑のため京都南部に居を構え、そこで薄衣をまとい庭先に出て、行き交う旅人たちから数々の物語を聞き取り記録したという言い伝えがある。しかし、今昔物語の中には12世紀のものとされる説話も収録されており、作者が源隆国であるとする説は成り立たない。

また、源隆国の子で僧侶であった鳥羽僧正覚猷(1053-1140)が作者であるという説もある。他にも、南都北嶺といったところに所属していた僧侶が作者という説や、その時代の天皇である白河天皇の庇護下にあった何名かの僧侶によって書かれたという説など、様々に分かれている。しかし全作品を通じて作風が一貫しているところから、作者は1人であったのだろうという説が有力になってくる。

だが、どの説も想像の範囲を超えず決定打に欠けており謎のままである。
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