Nova Script

　PC-Transerには一括処理を記述できるNovaScriptが装備されています。これによってファイルの読み込み、翻訳の実行、出力方法などをある程度自動化できます。

　「１行1文読み込み」「対訳ファイル出力」「一括訳文ファイル出力」などおもな処理のスクリプトが最初から組み込まれています。プログラミングの知識がある人は、自分で作成することもできます。

　V9で新しく組み込まれたスクリプトに、「前処理して読み込み」「後処理して出力」があります。翻訳作業にかなり役に立ちそうな機能です。

　スクリプト機能を利用するには「ツール」メニューの「スクリプト」をクリックします（図１）。

-図１-
　【拡大】

　「前処理して読み込み」を選択して「実行」ボタンをクリックします（図２）。

-図２-
　【拡大】

　「ファイル読み込み」ウインドウが開くのでファイルを選択して「開く」ボタンをクリックします（図３）。

-図３-
　【拡大】

　操作としてはこれだけです。ただし、「前処理」の内容を事前に指定しておく必要があります。

　「前処理して読み込み」では、prefilter.txtを参照して検索・置換した結果の原文を対訳エディタに読み込みます。「後処理して出力」は、postfilter.txtを参照して、検索・置換した結果を出力します。