翻訳ソフト実践ワークショップ
第1回 原文の読み込みと前処理 【演習】

PC-Transerの起動方法

PC-Transerを起動する方法はいくつかあります。状況に応じて使い分けましょう。

一番基本的なのは「スタート」メニューから起動する方法です

「スタート」→「プログラム」→「Cross Language」→「PC-Transer V10」と辿って行くと、以下のようなメニューが表示されます。

(図1)
ここで、英日なら「PC-Transer EJ」を日英なら「PC-Tanser JE」をクリックします。それぞれ対訳エディタが開きます。

WEBブラウザ連携翻訳やクリップ翻訳あるいは辞書検索などを頻繁に使う場合は「翻訳ツールバー」をクリックして起動しておくと便利です。

また、「アドイン」「ツール」などはここから起動することになります。


「翻訳ツールバー」から起動する

「翻訳ツールバー」(図2)を起動すると常にデスクトップに表示されるようになるので、使いたいときに使いたい機能をすばやく起動できます。
(図2)
「ブラウザ」はWEBブラウザと連携し、元のレイアウトを保持したまま翻訳しWEBブラウザに表示してくれます。
「E→Jエディタ」は英日用の対訳エディタ、「J→E エディタ」は日英用の対訳エディタを開きます。Webブラウザやワープロなどで開いた原文を範囲指定しておいてこれらのボタンをクリックすると自動的に対訳エディタに読み込まれ訳文が出力されます。ただし、複数回繰り返すと、その都度対訳エディタが開いてしまいます。開きすぎに注意しましょう。
「クリップ」では、翻訳したい部分をコピーして「クリップボードに入れて」からこのボタンをクリックします。自動的に翻訳されクリップボードに格納されます。ワープロあるいはテキスト・エディタを開いて訳文を貼り付けることができます。裏側での処理になりますので「貼り付ける」までは、どのような結果になっているかわかりません。
「辞書検索」はロボワードの「検索ステーション」を起動します。詳しく検索したいときに使います。
「ワンタッチ」は同じようにロボワードを起動しますがウインドウは開かず、単語にマウスカーソルを載せるとポップアップ・ウインドウが開いて辞書引きができるワンタッチ翻訳モードになります。すばやく英文を読むときに便利です。
「OCR」は指定したOCRを起動します。

ショートカットから起動する

ショートカットをクイック起動バーに入れておくとすぐに起動できて便利です。
私は、「E→J」と「翻訳ツールバー」を置いています。デスクトップに置くと他のウインドウの陰に隠れて、いざというときに開きにくいからです。
英文のWEBページを斜め読みしたり、必要な個所をクリッピングして翻訳する場合は、「翻訳ツールバー」から起動するのが良いかもしれません。
じっくり翻訳する場合は、あまり余計なソフトウエアが起動していない方が良いので、必要なものだけ「スタート」メニューから起動するか、できればショートカットから起動するようにしましょう。

月刊『eとらんす』 2003年11月号連動  Copyright© 2003 Babel K.K. All Rights Reserved.