翻訳ソフト実践ワークショップ
第1回 原文の読み込みと前処理 【演習】

スペルチェック

PC-Transerには簡単なスペルチェック機能がついています。
何と言ってもスペルミスが原因で誤訳になることが多いので、前処理の段階でチェックをかけましょう。

設定

「ツール」メニュー→「設定」、さらに「英文チェック」タブをクリックして設定画面を表示させます(図1)。
(図1)
チェックは「スペルのみ」と「スペル+文法チェック」のどちらかを選択します。
文法チェックをする場合は、文法チェックのレベルを、「カジュアル」「標準」「ファオーマル」の中から選択できます。

ここでは、「スペル+文法チェック」を選び、文法チェックのレベルを「標準」にしました。


英文チェック

試しにVoice OF AmericaのWEBサイトから英語ニュースを読み込んでチェックしてみます。
「ツール」→「英文チェック」をクリックしましょう(図2)。
(図2)
このように文法チェックの結果が表示されます(図3)
冗長な表現などは書き換えた方が良い場合があります。ここで「置換」ボタンをクリックすると「during the course of 」が「during」に置き換わります。これだけの作業で「彼がインタビューのコースの間、」という訳文が「彼がインタビューの間」になります。
(図3)
英文チェック機能を単なるスペルチェックではなく、原文を整理するための前処理機能として捉えるとさらに活用できます。

月刊『eとらんす』 2003年11月号連動  Copyright© 2003 Babel K.K. All Rights Reserved.