翻訳ソフト実践ワークショップ
第3回 翻訳設定と訳文出力 【演習】

Office連携機能の使い方

Office 連携機能の基本的な使い方を説明します。

マクロ・ボタン

PC-Transerを標準でインストールすると、WordとExcelにマクロが組み込まれ、ツールバーに翻訳ボタンが表示されます。
PowerPointにマクロを組み込むには、「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」→「Cross Language」→「PC-Transer V10」→「アドイン」と辿って、「PowerPointで英日翻訳可能にする」をクリックします。必要であれば「PowerPointで日英翻訳可能にする」もクリックします。

Word、Ecxel、PowerPointを起動するとボタン(赤枠)が表示されます。(図1)

(図1)


ボタンは、英日と日英でそれぞれ3つずつあります。(図2)
英日(日英)表翻訳は、選択した文字列を表や箇条書きとして翻訳します。

(図2)



Word連携機能を使ってみる

試しにAMTA (Association for Machine Translation int the Americas)のWEBサイト(http://www.amtaweb.org/membership.html)からMembership Formをダウンロードして翻訳してみましょう。(図3)

(図3)


ダウンロードしたWordファイルを開き、翻訳したい文字列を選択しておいてツールバーの英日翻訳ボタンをクリックします。(図4)
★ファイル全体を翻訳するのだから「すべてを選択」すれば良いだろうと思われるかもしれませんが、それぞれの段落情報をまたがって再現できないので、段落スタイルの種類ごとに選択して翻訳します。

(図4)


翻訳状況のウインドウが一瞬現れて消えたら翻訳完了ですので「貼り付け」ボタンをクリックします。(図5)

(図5)



レイアウト情報が保たれたままで訳文に置き換わります。(図6)

(図6)


以下の本文には3つの段落がありますが、同じスタイルなのでまとめて選択して翻訳できます。(図7)

(図7)


今度は表の部分を翻訳してみましょう。試しに表全体を選択して英日表翻訳ボタンをクリックしてみます。(図8)



「貼り付け」してみるとレイアウトが崩れてしまいました。(図9)

(図9)


複雑な表はうまくいかないようです。ということで、セルごとに翻訳します。

Word連携機能を試してみましたが、Excel、PowerPointも同様にやってみましょう。

月刊『eとらんす』 2004年1月号連動  Copyright© 2004 Babel K.K. All Rights Reserved.