シラバス
講座名称 英日契約書翻訳講座 レベルIII
講義回数 16回
プロフェッサー 石田 佳治 (いしだ よしはる)

神戸大学法学部卒業、ワシントン州立大学ロースクール・サマーセッション、ウイスコンシン大学ロースクール・サマープログラム、サンタクララ大学ロースクール・サマープログラム修了。主要分野、国際法務・アメリカ法。
商社法務部長(蝶理)、スイス系外資企業(ロシュ、ジボダン・ルール)法務部長を経て現職(TCL研究所代表)。一貫して法務畑を歩んだ国際法務専門職で内外のロイヤーに知己が多い。兼任して社団法人日本翻訳協会常務理事、リーガルコミュニケーション協会理事、バベル監査役その他。
著書に「リーガルドラフテイング完全マニュアル」「欧米ビジネスロー最前線」「シネマdeロー」など。 
インストラクター 五月女 穰 (さおとめ みのる)

早稲田大学法学部卒業。総合商社日綿実業(現双日)入社。エレクトロニクス製品の輸出入業務、アメリカ合衆国駐在(ロスアンゼルス及びシカゴ)エレクトロニクス及び機械を担当。マレーシア ベナンのIriichi(Malaysia) Sdn.Bld支配人、ニチメンテレコム(取締役)、ITテレコム監査役等を歴任。 現在、 英文・和文法律書類のフリーランス・トランスレーター。
講座概要 ローファームで作成されるような高度の英文契約書の読解・翻訳のための講座
講座の目的
(コースオブジェクティブ)
本講座の目的は、基本教材及び演習教材を使用して、高度のレベルで且つ長大な各種(全16種類)の英文契約書を読解し、これを日本語に転換して、高度の水準の日本文契約書に書きあらわす能力を得さしめることにある。
講座の学習成果
(ラーニングアウトカム) 
本講座を修了した学生は、高度のレベルで且つ長大な英文契約書を同レベルの日本文契約書に翻訳できるようになる。 
講義の進行システム 1. 基本教材を読み基本的な知識を得る。
2. 指示書にしたがって、演習教材で翻訳訓練し課題を提出する。
3. プロフェッサー音声講義、Q&A等でインタラクティブな授業を行う。
配布物(テキスト他) 基本教材
  1. 「バベル法律翻訳英文法(英日)−英日契約書・法律翻訳ルールブック@A」
  2. 「英文契約書の共通条項の解説」
  3. 「法律文章 日本語表現ルールブック」

演習教材
全32種類の英文契約書及び同・日本語訳例、及び受講指示書(学習の手引)
Sales Purchase Agreement (売買契約書)からStock Purchase Agreement(株式買約契約書)まで平均各契約書20頁以上の演習教材を各講一通以上
* 本コースのためのプロフェッサーのオリジナル執筆。バベル翻訳大学院著作権保有。
コースアウトライン 16講の講義及び翻訳訓練を行なう
受講生は、受講指示書(学習の手引)により、(1)本講の目的、(2)教材の説明、(3)学習のしかたの指示を受け、プロフェッサーの音声講義を受ける。
受講生は(1)基本教材を読んで翻訳技法の知識を得(2)演習教材でその技法を訓練する。
第1講 日本語契約文のマスターと英日契約文の比較学習
−Sales Contract(販売契約)とPurachase Contract (購入契約)を演習教材にして
第2講 日本語契約文のマスターと英日契約文の比較学習
−Agency Agreement (代理店契約)を演習教材にして
第3講 英語契約文の読解と日本語契約文の比較学習
−Distributionship Agreement (販売店契約)を演習教材にして
第4講 英語契約文の読解と日本語契約文の比較学習
−Service Agreement (役務提供契約)を演習教材にして
第5講 英文契約書の読解と条文の背景理解及び日本語契約文の表現の学習
−Secrecy Agreement(秘密保持契約書)を演習教材にして
第6講 英文契約書の読解と条文の背景理解及び日本語契約文の表現の学習
−License Agreement (実施権許諾契約書)を演習教材にして
第7講 英文契約書の読解と条文の背景理解及び日本語契約文の表現の学習
−Research Agreement (委託研究契約書)を演習教材にして
第8講 英文契約書の読解と条文の背景理解及び日本語契約文の表現の学習
−Research Collaboration Agreement (共同研究契約)を演習教材にして
第9講 英日翻訳におけるシステマティック転換技法
−Software Sale Agreement(ソフトウェア売買契約書)
第10講 英日翻訳におけるシステマティック転換技法
−Software Development Agreement (ソフトウェア開発契約書)を演習教材にして
第11講 英日翻訳におけるシステマティック転換技法
−Software Patent License Agreement (ソフトウェア特許ライセンス契約書)を演習教材にして
第12講 英日翻訳におけるシステマティック転換技法
−Software License Agreement (ソフトウェア・ライセンス契約書)を演習教材にして
第13講 英日契約書翻訳の実践と総合訓練
−Consortium Agreement (共同工事受注契約書)を演習教材にして
第14講 英日契約書翻訳の実践と総合訓練
−Joint Venture Agreement (合弁事業契約書)を演習教材にして
第15講 英日契約書翻訳の実践と総合訓練
−Real Estate Purchase Agreement (不動産購入契約書)を演習教材にして
第16講 英日契約書翻訳の実践と総合訓練
−Stock Purchase Agreement (株式購入契約書)を演習教材にして
修了要件 1. 全課題提出
2. 最終試験の評価がB以上

評価 得点
A 85〜100
B 70〜84
C 60〜69
D 50〜59
F 49以下
各講ごとの提出物は、評価シート(評価点数及び評価コメント)と添削及び解説を付してお返しします。

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