PC-Transer活用法
ユーザ辞書の活用法
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●ユーザ辞書をPersonal Dictionaryで使ってみる

さて、一括登録したユーザ辞書に、翻訳作業中にどんどん追加登録して行くことになるかと思いますが、今度はユーザ辞書のデータを、「電子辞書」として活用してみましょう。
翻訳者の間で良く使われているPersonal Dictionaryに組み込んで高速検索できるようにしましょう。
手順としては、PC-Transer形式のユーザ辞書ファイルをテキスト形式の辞書ソースファイルに書き出して、テキスト・エディタやワープロなどの検索置換を使って形を整え一気にPersonal Dictionaryの辞書形式に変換します。

辞書ソースに変換

「ツール」メニューから「辞書→ソース変換」をクリック。
入力ファイルと出力ファイルを設定して「実行」します。辞書一括登録と逆の操作をするわけです。
[図6]辞書→ソース変換
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拡張子が(..out)の辞書ソースファイルができます。
試しにテキストエディタで開いてみましょう。訳語の後ろに(X)などの記号がついているものがありますが、これは訳語の変化形を表すものです。
例えば、
  (S)=サ行5段活用(話す)
  (V)=形動1型(暖かな)
  (X)=サ行変1型(する)
  (R)=ラ行5段(切る) などといったもので、特に覚える必要はありません。
[図7]辞書ソースをWZエディタで表示
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