翻訳英文法 基本ルール インターネット通信講座(eラーニング)
学習内容
「翻訳の基本ルール」を身につける基本講座です。多くのプロの翻訳家もこの講座から始めました。曖昧な理解に陥りがちな翻訳技法を英文法の項目に沿って体系的にまとめました。
豊富な例文で、直訳ではなく翻訳としての日本語の組み立て方を学びます。
まさに「目から鱗が落ちる」体験です。
<学習内容の説明>
講師プロフィール
柴田 裕之(しばた やすし)早稲田大学理工学部建築学科卒業。 Earlham College(米国) 心理学科卒業。
バベル通信本科、通学専門課程修了。修了後、バベルで講師を務めながら出版分野を中心に翻訳業に従事。
[訳書] 『サピエンス全史』(河出書房新社)、『「死」とは何か? イェール大学で23年連続の人気講義』(文響社)、『死、眠り、そして旅人』(彩流社)、『モラル・コンパス』(実務教育出版)、『ドン・ジョ ヴァンニ』(白水社)、『マフィアと官僚』 (白水社)、『精霊の街デリー』(凱風社)、『20世紀の歴史別巻』(平凡社)、『ヒーローの輝く瞬間』(NHK出版)、『ディマジオの奇跡』(宝島社)ほか [著書] 『かんたん英語でピタリ通じる英会話の本』(小学館)、『Newsweekパワ-ボキャブラリ-1000語』(以上共編著、バベルプレス)。
カリキュラム
項目 | Lesson UNIT | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 1.語順-原文の流れを活かす 2.名詞 |
(1)語順-原文の流れを生かす (2)名詞の中に文を読みとる (3)主語を表す所有格 (4)目的語を表す所有格 |
第2回 | (5)<of+名詞>-主語を表す場合 (6)<of+名詞>-目的格を表す場合 (7)無生物主語の構文 (8)A Good Swimmerの型 |
|
第3回 | 3.代名詞 4.関係代名詞 |
(9)人称代名詞、指示代名詞 (10)反復を避けるためのthat,one (11)関係代名詞(1)-接続詞を補う (12)関係代名詞(2)-分解する |
第4回 | 5.形容詞・副詞 | (13)形容詞・副詞を述語に-many,some (14)文修飾の副詞 (15)形容詞を副詞に-all,every,each |
第5回 | 6.比較 | (16)比較級・最上級 (17)否定のからんだ比較表現 (18)as...asの構文 |
第6回 | 7.受動態 | (19)受動態(1)-自動詞を使って能動態に (20)受動態(2)-by...を主語にして能動態に (21)受動態(3)-暗示されたby...を主語にして (22)受動態(4)― 受動態のまま |
第7回 | 8.仮定法 9.話法 |
(23)仮定法(1)-主語に仮定が含まれている場合 (24)仮定法(2)-副詞句に仮定が含まれている場合 (25)仮定法(3)-発想を転換する (26)話法(1)-直接話法を生かす (27)話法(2)-直接話法を掘り起こす |
第8回 | 10.特殊構文 11.接続詞 |
(28)強調構文 (29)省略(共通)構文 (30)接続詞(1)-except, without (31)接続詞(2)-till, until, before |
英文を読む。単語を調べて意味をたどり、内容を理解する。分からない個所はひとつもない。だが、どうも腑に落ちない。日本文に訳してみて初めて、靄が晴れてはっきりイメージが掴めるようになる。こうした経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
バベルでは翻訳の勉強を始める方たちに、まず「翻訳英文法」の学習をお勧めしていますが、それは英文をこの「腑に落ちる」日本語にするためのノウハウを先に学んでいただくのが翻訳の近道だと考えているからです。
「腑に落ちにくい」ぎこちない訳文ができる原因はさまざまですが、初心者の場合は、原文に引っ張られて日本語の生理を無視してしまうことが原因となっているケースが多く見受けられます。「翻訳英文法」では、初心者の陥りがちなこのような落とし穴を示し、それを回避できるよう一つ一つお教えしていきます。
翻訳英文法のルールを使いこなすには、原文で実際に応用してみる必要があります。テキストにはそのための英文が載っていますから、じっくり時間をかけて練習しましょう。これをきちんと行うか否かで「翻訳英文法」をマスターできるかどうかが決まるといってもいいほどです。
ルールを使いこなすようお勧めしておきながら、最後に矛盾したことを申上げます。受講生のなかには、ルールにがんじがらめに縛られてしまっている方が時折いらっしゃいます。ルールはあくまでもルールに過ぎません。数学のルールとは違うのです。言葉は生き物ですから、ルールを自在に使えるようになったら、後はその場その場で臨機応変に対応していってください。前後の文脈に合う場合には、時にルールを無視することがあってもよいと覚えておきましょう。その際の判断の基準は、「腑に落ちるか、落ちないか」。最後は各人の日本語の感性が基準となります。
※第1回講義を無料で聴講できます!
使用教材
●講義音声
●「バベル翻訳英文法ルールブック」「演習課題」
「添削課題」
●提出課題
受講方法
(1) 翻訳英文法のルール解説を読む。
(2) 音声講義を聴く。
(3) 演習課題の解答を作成し、自己評価。
(4) 提出課題を提出する(全8回)。 ※後日添削済み答案と評価シートを返却。
(5) 全課題提出後、最終試験を受ける。
(6) 修了証の発行。
受講料金・受講期間
【講座名】 翻訳英文法 基本ルール
【講座種類】インターネット通信講座(eラーニング)
【受講期間】開始から8ヶ月以内(期間延長可/早期終了可)随時開始可
講義の聴講や課題提出は、受講期間内にいつでもご都合のよいときにできます。
【受講料金】
44,000円(税込) ※初回のみ入学金9,900円(税込)別途
その他
・学習プラットフォーム「Moodle」を使用します。
・添削指導は専任のインストラクターが行います。
以前、社内翻訳の仕事をしていたことはありましたが、事情があり翻訳の仕事から離れ、今は別の分野のお仕事をしています。しかし、ずっと心の中で、翻訳技法を体系的に学び、将来はまた翻訳の仕事がしたいと考えていました。そんなところ、インターネットでバベルの情報を見つけ、学習を開始しました。
社内翻訳の仕事をしていた時の悩みは、どうしても英語の構文や発想に引っ張られ、直訳気味になってしまい、自然な日本語文に出来ないことでした。『翻訳英文法 基本ルール』の講義を受けてから、英語と日本語の構造の違いを理解し、時に発想を転換して臨機応変に訳出することも一つの技法であることを学び、まさに目から鱗でした。また、この講座の受講によって、翻訳表現の幅が広がったと自負しています。音声講義、翻訳演習の内容および説明も大変わかりやすく、全8回の講義を楽しみながら受講することが出来ました。
課題については、詳細なコメントを付けて添削してくださり、大変参考になりました。講義が進むにつれ、課題の難易度も上がり、上手く訳出ができず気持ちがくじけそうになったこともありましたが、そんな時は急がず、少し時間を置いて再度課題に取り組むと、スムーズに訳すことが出来ました。